佐藤　健二

誰もが仕事に対する目標は持っているもの、また与えられる目標もあるでしょう。その目標に向かって日々努力をするものですが、私は、目標を達成できるかは最初の気持ち次第だと思っています。心のどこかで、無理かも、もしかしたらできるかも、達成できるかは五分五分、など最初から思ってしまうと、結果達成しないと思っています。達成してもたまたま。最初から勝負に負けています。目標を達成できるかは自分次第、気持ちで負けないこと、これが一番大切だと思っています。

結果がすべて、よく耳にする言葉で、厳しさを象徴するような意味にとらえがちですが、ビジネスの世界に限らず、世の中、結果がすべてで成り立っていると思います。スーパーで買い物をしていても、結果失敗した商品はひとつも売られていません。その商品がどうやって作られたかなどの過程は知らないですし、知ろうとはしないでしょう。自分の仕事も同じで、結果で評価されてるのは当たり前で、過程も評価してほしいという思いは、結果がうまくいかなかった自分への甘えです。自分に妥協しない過程の先にこそ、良い結果があると思っています。

人は生きていく中で、様々は経験をし、その経験がその人の能力へ反映していくものです。誰もが自分の能力を活かして仕事に取り組んでいます。今までの経験と日々の努力によって積み重ねていく経験がさらに自分を成長させ、より良い仕事へと繋がっていくと思います。培ってきた経験は人それぞれで、その経験をうまく活かしてこそ、より良い仕事ができると思っています。しかし、時にはその経験が邪魔になることもあります。今まで自分が経験してきたことが過信となり、自分の中で勝手に物事を決めつけたり、新しいものを拒んだりすることもあるからです。経験が逆に成長を止めることにもなってしまいます。成長とは今までの経験を活かし、さらにその経験を書き換え続けていくことだと思っています。